これからは、食の本質を栄養(nutrition)という視点から捉え、食事(meal)=食べること(eating)を食の科学の起点とする、食品(food)や食べ物(diet)の位置づけと役割を明確にした食体系という枠組みに基づいて、食生活の改善に寄与する食品を企画し、正しく開発し、啓発普及することが望まれる。これが人間栄養学の基本コンセプトです。
レギュレトリーサイエンスは、「得られた科学の成果を社会(人間)と最も望ましい姿に調和するように調整(レギュレート)し、方向づけるための科学」を指しています。そして、「評価科学」は、健康や環境に対する影響(有効性や有害性)を扱う科学として位置づけられています。その主要な目的は、健康や環境に対する影響を証明することだけではなく、これらの影響を評価・予測することにあります。
※「科学論の現在」(2002)金森修・中島秀人編著を参考にして作成編集
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